Archive for the ‘レビュー’ Category

もったいない?!名機モディファイ

2010年 3月 14日 (日) 18:00:28
by: waxx Posted in [ WAXX, レビュー

こんばんわ、鈴木渉です。
製品ラインナップ公開を控え、自分の方のブログをほったらかし
積極的な更新頻度でお送りしております・・・汗。今回は予告どおりこんなネタです。

・・・

BOSS OD-1 ,BOSS Dimension C ,Ibanez  Tube Screamer,
Maestro Bass Brass Master,ROSS compressor , A/DA Flanger・・・

世の中には、プレミアが付いたエフェクターがたくさんあります。
ビンテージや絶版ものなど・・・同じものを再販したところで当時の音色と
同じものにはならないため、価値が下がることもないという・・・果たしてそんな高額で
取引されているものを改造してしまうのは、いかがなものか?そんなのアリなの?!という話題です。。

 『AKAI / DEEP IMPACT  SB-1 WAXX Mod.』

インフレ真っ最中、2000年前後発売のベースシンセ。
こちらはベースの音程を検出し、シンセを出力するトリガー式で
反応や音色のバリエーションなど、とてもいいツボを抑えている逸品です
絶版になってはや数年・・・発売当時¥20.000前後の価格でしたが現在では
中古市場で¥40.000- ¥50.000の高額で取引され、未だ高騰しているプレミア品です。

しかし名機と言えど、個人的にはこのDEEP IMPACTにバグが多い、音抜けがいまいちもっさり、
操作性が不親切・・・などといった様々な欠点を感じています。結果からいうと、いくら
市場評価が高まろうと、モディファイの隙はたくさんあるわけです。

WAXXでは、DEEP IMPACTだけで過去4件モディファイの依頼を受けています。
Mod後は反応速度を更に機敏にし、シンセ特有の波形もよりビビットで立体的な音象に。
そして、エフェクトの出力レベルを、ハウリング手前の限界までブーストできるように改良したことで
レベル調整の幅を持たせ、アンサンブルの中でより効果的に使えるように手を加えました。
以下DEEP IMACTを2台WAXXでモディファイを施した、織人氏のレビューです。

 濱田織人氏のレビュー

まずレスポンスが向上したことが素晴らしい。Deep impactは
シンセの中ではもともとレスポンスがとても良い方なんだけど、更に良くなった。
このくらいのレベルに行くと、ストレスが本当に無い。原音がきちんと出るようになったので、
今まではDryをあまりMixせずに使っていたんだけど、DryとWetのMixで音色のバリエーションが
増えそう。また、エフェクト音のレンジが広がったね。これはいいよ。ライブによっては、
シンセベースを手弾きするんだけど、これならいらないかもなぁ (WAXX 過去記事より転載)

 

僕もひとつ貸してもらい、昨年秋の米倉利紀ツアーで積極的に使用しました。
音響エンジニアさんとともに時間を掛けて音作りを煮詰めていく中で、織人氏がModの
際に特にこだわってくれた部分で、エフェクト音、ドライ音のアウトのレベルを従来よりも増幅できる
ように、というものがあったのですが、その点が非常に重宝して良い結果に結びつき
かなり迫力のある音にまで追い込む事ができました。

従来のDEEP IMPACTではアウトレベルの可変幅が小さくダイレクト音も痩せているので、
本物のシンベのように太く鳴らすにはバランスがとてもとりづらかった。
その点がクリアされていたので、DEEP IMPACTらしさを
アンサンブルの中でより引き出すことが可能に
なっていました。
・・・

これ以外にも、プレミアエフェクターを何台か手掛けたのでそのうちまた紹介するかも!

いつの時代も道具は”使って何ぼ”のものです。楽器や周辺機器も同様。いくら高価なものだといえども
大切にしすぎて、ものに人間が使われてしまうのであっては本末転倒になってしまう。
一歩踏み出してWAXXであなたの自慢の一品を、より自分らしく『使える』
自慢の一品にギアアップしてみるのはいかがでしょうか!?

名機モディファイ・・・

禁断の実は、甘いですよ・・・w

BOSS ME-8B WAXX Mod.

2010年 3月 10日 (水) 18:19:34
by: waxx Posted in [ レビュー

このマルチエフェクターなつかしい!!

僕の記憶が確かなら、10年以上前に発売されたものでしょうか・・・
高校生当時、これを買おうかどうか楽器屋で迷っていたのを思い出します。

新たな機能が追加された新製品が、各社から年々更新されていくために
こういった旧世代のマルチエフェクターの市場相場は一様に低く
たまに見つけてはその安さに驚くほどだったりしますが・・・
未だ捨てがたい魅力をもつ製品が多いのも事実。

このME-8Bは、Jamiroquaiの初代ベーシストであるStuart Zenderが
前機種のME-6Bに続いて作品中で積極的に使っていたことでも話題になりました。

昨年WAXXにオーダーがあり、これの中身をモディファイ。
アダプタ内、入出力系統、主要コンデンサなど細部までパーツを吟味し
ローノイズ化、反応速度向上、バイパスのレンジ感とエフェクトの立体感の向上・・・
といった、WAXXが得意とするモディファイメニューを施した結果、とてもよい結果が出ました。

・完成後試してくれたNakkey氏によるレビュー

LEDも2カ所交換。チューナー時のLEDとマスターLEDが点滅。
視認性バッチリ良い感じです。 音ですが驚くほどノイズが無くなっていました。
バイパス時に、バイパスなんだけどなんか曇ってる感が、、、みごとにクリアな出力に!
リバーブとかのエフェクターも出力部が変わるとすごく良くなっていて、深い感じの切れ際まで
キレイに発音してました。アンプでデカく鳴らしたら、、もっと良さそう!!(Nakkeyブログより無断転載w)

 

ちょっと調べたら、ME-8の現在の市場価格は¥5.000前後なんていうのをネットで発見。
ちなみにこちらのモディファイにかかった工賃は¥20.000(税込み)でしたので
全部トータルしても、発売当時の実勢価格を下回るのです!!

売るには値段が付かないし、使うには音がいまいち・・・なんていう
エフェクターを、部屋に眠らせている人は多いんじゃないでしょうか。WAXXでは
それらに精気を与えウィークポイントを洗い出し、遜色なく使えるレベルまで引き上げる
ことが可能です。新しいものにお金を掛け続けるのもいいですが・・・皆さん、時代はエコですよーw

さて、次回の記事は、「もったいない?!名機モディファイ」です!

ご無沙汰しております 2009worksから・・・

2010年 3月 01日 (月) 23:02:47
by: waxx Posted in [ WAXX, レビュー

鈴木渉です。

長らく更新もせず楽しみにして下さっていた方々ホントに申し訳ありません!!

最後のWAXX BLOG更新からこの約8ヶ月間、着々と
ミュージシャン仲間に紹介しては、様々なオファーでモディファイを施し
そこに意見やアイデアをフィードバックして機材のブラッシュアップをすすめてきました。

なかなかいいものが出来上がってきていますよ。
昨年のworksから一部をご紹介します!

ベーシストNakkey 氏のボード 2009年7月

ペダルについてはフルカスタマイズ!
コチラ に詳細なレビューをのっけてくれています。

ベーシスト ゆーこー氏のボード 2009年9月


オリジナルルーパーなど、積極的にWAXX投入してくれてます。
このときのレビューはコチラに書いてくれています。
更にバージョンアップしたものがコチラ

皆さん遊び心と実益の狭間で、積極的に使ってくれています 笑
こういったなかで得られた意見やアイデアを結晶化してまた一般向けにも
製品化していこうと思っています。waxxよろしくお願いいたします!!

藤澤由一氏によるWAXXモディファイレビュー

2009年 3月 29日 (日) 0:28:34
by: waxx Posted in [ レビュー

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BLUEMAN GROUPで活躍するベーシスト、藤澤由一氏による
WAXXモディファイレビューを書いてもらいました。以下、2機種のレビューです。

————————————————————-

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BOSS Bass Limiter Enhancer LMB-3 [WAXX Mod.]

ボナちゃんも使ってるコイツ。ボナのスラップの音、強いレイキングによる
ゴーストノートはこれ。ただノイズが酷すぎるのが難点でした。が、解消!
レベルをそこまで上げなくても音作りが出来る様に変身!

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PROGRAMMABLE BASS DRIVER DI [WAXX Mod.]

ロックサウンドの必需品と言う声まで聞くほどの名機サンズアンプ。
(Blue Man Group全都市でベースに使用されています。ロッキン!!)

しかし、サンズを通せばサンズの音にしかならないという意見も少なくはありません。
僕も、ノイズの多さとベース本来のキャラクターが潰されてしまうのではないかという不安から
なるべくサンズを避け、ヘヴィーなサウンドに埋もれない音作りに試行錯誤して
いました。エフェクター選びはベースとエフェクターの相性、そこが
一番重要だと考えていたのですがGigも迫っていましたし、

これは特定のジャンルでしか使わないからと妥協。
なかなかいいアイデアが思いつかないままサンズ購入に至りました。
渉さんからWAXX試してみない?という話しが来て一番に思いついたのがこのサンズのモディファイ。

結果は

○言うまでもなく劇的にノイズレス。
○歪みの輪郭が引き締まり粒立ちがクリアに。
 特にLow Bの刻みに悩まされていた僕には最高です!
○音作りの面でエフェクターと楽器の立ち位置がイーブンでフェアな関係になりました。
○スイッチのON/OFF、プリセットの切り替わるスピードがスムーズに。

これまでのサンズの常識を覆してしまいました。特定の場でしか
使う事を予定してませんでしたがどうやら幅広く使えますこれ。

Thanks WAXX!!

O氏のボードレビュー(Vol.2)

2009年 3月 14日 (土) 2:52:57
by: waxx Posted in [ レビュー

前記事に続いて、以下はO.H.氏のWAXXモディファイレビューです。

 

各エフェクターの変化を説明すると、

comp

■ EBS multicompは、音抜けの良さとハイの出かたが良くなった。ハイの通りが良くなったおかげでローの聴こえ方もすっきりしてきた。今までは、マルチバンドでしか使ってなかったんだけど、これだと他のモードも使える。ただ、compに関して言うと僕はcompのつまみを一番下でただ通しているだけで使っています。本当に痛いハイの部分だけを抑えてくれるような使い方。ほとんどlimiter的な使い方だよね。

oc2

■ Boss OC-2 Octaveは、オクターバーはオクターブ下の音の遅れが気になっていたんだけど、そこが解消されました。また、DryとWetのMIX音がきちんと分離されて音が綺麗になった。ローを少し足したい時とか、原音を活かしつつカラーを変えたい時とか、もっと積極的に踏めるエフェクターに変身したかも。

sans

■ Tech21 SansAmp Classicは、SANSサウンドは活かしつつも、ノイズが減ったなって最初に思ったかな。歪みながらもローがきっちり出る。歪みってローがぼやけやすいんだけど、これだけしっかり出ると、自信を持って使えるかも。また、回路をいじることによって、エフェクターのつまみやディップスイッチを変えたときにきちんと音が変わるので、エフェクターとして幅が広がった感じかな。いろいろセッティング変えてアンサンブルに混ざるように細かく変えていけるのは、いろんなアーティストのバックを演奏するミュージシャンにはとってもありがたいことです。

deepimpact

■ AKAI SB1 – DEEP IMPACTは、まずレスポンスが向上したことが素晴らしい。Deep impactはシンセベースの中ではもともとレスポンスがとても良い方なんだけど、更に良くなった。このくらいのレベルに行くと、ストレスが本当に無い。原音がきちんと出るようになったので、今まではDryをあまりMixせずに使っていたんだけど、DryとWetのMixで音色のバリエーションが増えそう。また、エフェクト音のレンジが広がったね。これはいいよ。ライブによっては、シンセベースを手弾きするんだけど、これならいらないかもなぁ。

dt-10

■ KORG DT-10は、チューナーのバイパス音特有の濁った音が無くなった。もともとチューナーはループなどで別チャンネルにするのが基本とされているけど、ここまで良くなれば自信を持って直列に出来るチューナーになりましたよ。あとは、LEDを明るいものに変えてもらったんだけど、これはとっても便利かも。色も青くなってテンションあがる(笑)

powersup

■ Custom Audio Japan AC/DC Station ver.2は、直接音には反映しないけど、安定した電気を送ってくれることによって、各エフェクターのポテンシャルがきちんと引き出されるようになったかも。音に張りが出たかな。隠れた主役だと思います。現場によっては、電圧が低くてベースの鳴りが悪くなることもあるので、電気周りは出来るだけ強靭にしておくべきって言うのが僕の持論です!!

■ ErnieBall VOLUME PEDAL / SWITCH [#6168]は、単純によりトゥルーなバイパスになりました。ボリュームペダルに求めるのは正に「トゥルー」なのでシンプルだけど一番難しい点。そこも、解決されているのでとってもいいですね!!

出来上がった感想から言えば、とても音が太くなったし、アンプ直と比較しても生音は今まで以上に自信を持ってボードを持っていけるようになったと思います。大満足。レコーディングにボードをそのまま使っても遜色なくなったし、やはり効果は出ていますね。ただ、使ってみてもっと改良したい点も見えてきたので、それは改めてまたモディファイをお願いしようかなって思っています。 モディファイに関して言うと、やっぱり「自分がどうしたいのか?」っていう意見を明確に持つことがとっても大事だと思います。ただ音を良くしたいっていう気持ちでモディファイするのもいいけど、その「良い」とは一体どんな「良い」なのか?を知らないといけないかな。でも、既存のエフェクターからネガなポイントを無くせるなんて、モディファイっていいよね。

 

参考になりましたでしょうか。

てか、詳細なレビュー送ってくれてありがとねー!!

・・・彼の解説にもあるとおりWAXXでのMod.は基本的には「ノイズレス、
反応速度と感度のアップ、立体的な音像」などに焦点が絞られて行われています。
俺的にはEBS MULTICOMPの、もともとの個性を生かしつつ更に一膜剥けたようなサウンド
変化がかなりツボりました。あと最新のV-BASS並みの速さになったDEEP IMPACTには嫉妬した・・・。

現在、モディファイ受付オーダーフォームや販売網の整備を整えている最中、もうしばらくお待ちください!

O氏のボードレビュー(Vol.1)

2009年 3月 12日 (木) 2:44:38
by: waxx Posted in [ レビュー

WAXXにてエフェクトボードの最適化を行った
友人のベーシストO.H.氏の解説とレビューを転載します!
かなり詳細にコメントしてくれているので、2回に分けてお伝えします。

 

僕のエフェクトボードを紹介します。

board

ボードは、2個持っていてこのボードは主に小さなライブハウスでの使用を想定して作ったボードです。
コンパクトだけど、きちんとツボは押さえて、時には暴れたりすることも出来るボードです。
ボード自体は、アルモアのエフェクターボードの小さいサイズを使っています。

エフェクターの中身を接続している順番に説明すると、 Bass → EBS multicomp → Boss OC-2 Octave →Tech21 SansAmp Classic(限定版で色が眩しい) → AKAI SB1 DEEP IMPACT → KORG DT-10 →Amp です。Deep impactは、現場によってAKAIのHeadrushに入れ替えて使っています。パワーサプライは、Custom Audio Japan AC/DC Station ver.2に12VのACアダプターを使っています。エフェクターは全部直列でつないで、チューナーで全体のミュートも兼ねるようにして組んでいます。ちなみに、パッチケーブルは、ベルデンの8410でジャックはプロビデンスです。
あと今回はボードと別に、ErnieBall VOLUME PEDAL / SWITCH [#6168]も一緒に預けました。

boardled

LEDを変えてもらうと、暗転でも使えますね。曲頭から踏むときとかとても便利だと思います!!

ボードはすべて直列で組んでいるので、どうしても原音のロスが否めない。しかし日々のライブでの取り回しの良さもやっぱり大事なので、使いやすさを重視して使っています。今回渉にこのWAXXのチーフエンジニアを紹介してもらい、モディファイをすることになって、この際このボードの良さを活かしながらも改善したいところをよりよくしてもらいと思い、モディファイをお願いすることにしました。依頼した内容は基本お任せなんだけど押さえておきたいポイントは下記のとおり。

■ノイズをなくしてほしい
→やっぱり、直列でつなぐとどうしてもノイズがのってしまうと、
パワーサプライがノイズを拾いやすいのでそこを解消してほしかった。

■ダイナミックレンジが削られないこと(原音のバイパスをきちんとトゥルーに)
→同じく、直列でつなぐ度どんどん原音は削られていくので、ロスが出来るだけ
少なくなるようにしてもらいたかった。何かを間に入れる以上ロスがなくなることは
絶対無いので、使っていてもストレスがないレベルまで引き上げてほしかった。

■エフェクト時の原音の芯がきちんと残ること
→エフェクターで音を加工してももともとのベースの音の良さが活きなければ
本末転倒なので、原音がしっかり、且つエフェクト音もちゃんと出る、
エフェクター本来の機能を強化してもらいたかった。

■エフェクトのレスポンス向上
→レイテンシーやちょっとしたズレは、グルーヴを左右するし、音がきちんと
混ざらないと妙にアンサンブルで浮いてしまうので、反応をよくしてもらいたかった。

■LEDの交換
→音を確かめれば踏めたか踏めていないかは一聴瞭然だけど、ライブの
現場では曲の頭から踏んでいないといけない時などは耳ではなく、目で確認
できないとまずいケースもやっぱり多々あるので、明るくて見やすいLEDに変えてもらいました。

(Vol.2へ続く)

 

彼のボードは結果的に配線周りも含め、計6ペダル+電源全ての機器の中身をModしました。
技術的なことは僕も詳細は把握していないのですが、内部主要パーツの入れ替えや
半田や配線の付け替えなどといった細かな施術を施し、彼のオーダーに
添う形のモディファイが行われました。Vol.2では個々のMod.の
O.H.氏による詳細なレビューを掲載いたします。

waxx